エアモビリティは、無人航空機で培われた自動制御や安全技術を応用し、人を乗せて移動する次世代交通です。
実はこの構想自体は10年近く前から注目されてきましたが、人の命を預かる移動手段であるがゆえに高い安全性が求められ、制度や技術の整備には時間がかかってきました。
しかし近年、ドローン技術の発展を基盤として、「エアモビリティ」と呼ばれる新しい空の移動手段が世界各地で実用段階に入りつつあります。
中国では、国の航空当局の正式な承認を受け、2024年頃から一部都市(広州・合肥・上海)でエアモビリティの商業運航が始まりました。
数分間の飛行を数千円程度で観光や体験用途として、一般の人が搭乗しています。
現在は都市ごとに運航回数を管理しながら、安全性を確認しつつ利用を拡大している段階ですが、将来的には都市内移動への活用も計画されています。
またドバイでは、エアモビリティ専用の発着施設「ドバイ国際バーティポート」が完成。
政府と航空当局が連携し、2026年末までにエアモビリティの商用運航を開始する方針を公式に示し、空の移動を公共交通に組み込む準備が進められています。
日本では大阪・関西万博での飛行実績を経て、政府は2027~2028年に国内で商用運航を開始することを公式に示しました。
さらに2030年代前半には遠隔操縦による旅客輸送、後半には自動運航の一部実現を目指すとされており、私たちの身近な移動手段として空が使われる未来が、着実に近づいていると感じさせてくれます。
国土交通省 航空局/経済産業省 製造産業局≪空の移動革命に向けたロードマップの改訂≫
“空の移動革命に向けたロードマップ”改訂
