本日、スクールで使用している講習用機体の定期点検のため、メーカーの整備工場へ発送しました。
そこで今回は、整備点検について少しお話しします。
(講習で使用する機体は、不具合を未然に防ぐために講習の合間を縫って定期的にメーカーでの点検を行っています)

日常点検では、外観やプロペラ、バッテリーといった基本的な確認は可能ですが、内部部品の劣化やセンサーの精度などは、メーカーによる専門的な点検ではじめて把握できる重要な項目が多くあります。

↑ メーカーでしか修理できない場合も・・・(過去画)

国土交通省(航空局)の資料によると、令和5年度にはドローンの事故65件、重大インシデント21件が報告されています。この報告では、事故等は複数の要因が重なって発生することが多く、機体の「整備不良」単独での発生件数は明確には示されていません。

しかし、発生要因としては飛行前点検不足やバッテリー・プロペラの確認漏れなど、整備や点検に起因する事例が多く見られ、統計としては表れにくいものの、実務上は非常に重要なリスク要因であるといえます。

航空局では、飛行前に機体点検を確実に行うことが安全対策の基本とされており、飛行ごとに点検を実施する運用が前提となっています。
またメーカー(DJI)でも、日常点検に加え、約200フライトまたは50時間ごとの定期点検が推奨されており、機体管理には継続的な整備が欠かせません。
(※ただし、具体的な点検周期や内容は機種によって異なるため、各メーカーの指針の確認が必要です)

ドローンは「飛ばせること」だけでなく、「安全に飛ばし続けること」が求められます。
日々の点検に加え、定期的なメーカーでの専門的な点検を取り入れることで、安全運用の質を大きく高めることにつながります。

しばらく定期点検をしてない方も、この機会に点検実績の確認やメーカーでの点検をしてみてください。