先日、県内のとある運動公園内にある野球場照明設備の点検を行いました。
内部にハシゴがあり、照明部分まで登っていけるようにはなっているんですが、高さが 20m 以上あるため安全を考慮してドローンで取付部を確認してほしいとのご依頼。

現地に到着し、事前に作成してある飛行計画に従って運用の確認(各担当の役割、立ち位置、動き)を行なった後、安全飛行に影響がありそうな障害物や第三者の立ち入る可能性のある経路等を確認します。

いよいよ点検開始!当日はなかなかの強風だったので、照明設備からは 10数m 離れたところから撮影を行います。
近づくとその大きさに圧倒されますが、それでもこれだけ距離があると広角カメラでは細部の様子はあまり分かりません。

映像でみると照明設備とドローンとの距離感がよく分かりますね。

しかしそこはさすがエンタープライズ機(産業用機)、ズームカメラを搭載しているので離れた場所からでもググーっとズームで寄っての撮影が可能。

コンシューマー向けの空撮機でもズーム機能を持った機体はありますが、正確に言うと「ズームができるカメラ」を搭載しているワケではなく、中望遠や望遠の単焦点レンズを複数搭載しているのが一般的。
なので搭載しているレンズの焦点距離間のズームはデジタルズーム、つまりは少なからず画質が劣化してしまうんです。

今回使用した機体は「5~16倍の光学ズーム」が可能なので画質の劣化無しでズームができ、どの焦点距離でもクリアな映像を撮影できます。そしてデジタルズームも併用すればなんと最大 200倍ズームまで可能という驚きの性能。

ちなみにこの画像で 倍率は10倍ほど。まだまだ光学ズームの余裕があります。

今回は依頼を受けての点検だったため、車の中にモニターを設置し、ドローンの映像をワイヤレスで転送、リアルタイムで確認してもらい、インカムで相互にコミニュケーションを取りながらの体制で作業を行いました。
これまでも何度かこのような体制で点検を実施しているので、運用としてはだいぶ仕上がってきた感があります。

青森ドローンスクールでは各種講習の他、空撮や点検のご依頼も受け付けております。特に点検に関しては可視光での屋根や外壁の劣化調査の他、赤外線カメラでの点検も実施しております。
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