2025年5月、ドローン業界にとって大きなニュースが飛び込んできました。
No1ドローンメーカーDJIの「Mini 4 Pro」が、第二種型式認証を取得しました。
コンシューマー向け機体（重量4kg未満）としては、初の型式認証取得機となります。
無人航空機レベル4飛行ポータルサイト 機体認証
【型式認証を取得している無人航空機一覧】(2025/5/23現在)
この機体の登場により、ドローンの国家資格「無人航空機操縦者技能証明」を持っているユーザーにとって、より効率的な運用ができるようになりました。
※ 機体認証取得以前（5/23以前）に出荷・購入された機体は、型式認証取得済みの機体とは見なされません。
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そもそも「型式認証/機体認証」ってなに？
「型式認証」とは、メーカーが機体の安全性を国に証明する制度です。
車の型式認証と同じ制度で、メーカーが申請を行い、国が「この機体は安全基準を満たしていますよ」とお墨付きを与えるものです。
一方で、「機体認証」はユーザーが所有する個別の機体に対して受ける検査で、車で例えると「車検」に近いイメージです。（3年有効）
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型式認証を取得すると何が変わるのか
型式認証を取得したMini 4 Proでは、≪国家資格と機体認証≫を組み合わせることで以下のような特定飛行が、許可申請なしで飛行することが可能になります。
• 人口集中地区（DID）での飛行
• 夜間飛行
• 目視外飛行
• 人や建物の30m以内での飛行
これらは「カテゴリーⅡB」に該当する飛行で、これまでは国土交通省への申請が必要でした。
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国家資格「二等ライセンス」の価値がアップします！
2022年から始まったドローンの国家資格制度ですが、
これまでは「カテゴリーⅡB」に該当する飛行を行うためには、「資格を取っても、結局1年ごとの包括申請が必要」でした。
しかし、Mini 4 Proのように型式認証を受けた機体を使えば、「包括申請は不要となり、3年に1度の機体認証手続きだけ」でOKになります。
つまり、資格を持っている人にとっては、よりスムーズで、より汎用性のある運用ができるようになります。
※ 飛行時には、立入管理措置、飛行計画の通報、飛行マニュアルの作成等、飛行の安全を確保するための措置は必要です。
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まとめ：これからのドローン運用がもっと身近に
現時点でDJI機では、最高のスペックを誇るMini 4 Proの型式認証取得は、ドローンを使った空撮や点検、測量などの業務を行う人にとって、大きな追い風です。
これからドローンを始めたい人も、すでに資格を持っている人も「型式認証 × 国家資格」の組み合わせを活用することで、より効率的な運用が可能になります。
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