ようやく春が近づき、桜の開花予想も少しずつ北上してきました。
暖かくなるこの時期は、人の活動が活発になる一方で、冬眠から目覚めたクマの行動も本格化します。
すでに各地でクマの出没情報が報道されていますが、今年は少し注目したい新しい対策のニュースがありました。
2026年1月、宮城県石巻市では、クマよけスプレーを搭載したドローンを活用するクマ対策が始まりました。
手がけたのは、測量・点検・防災分野などで実績を持つ国内有数のドローンメーカー、テラドローン株式会社です。
このスプレー搭載ドローンは、昨年に開発・製品化が進められ、現場での活用を見据えた検証を経て、今年はじめて石巻市と民間企業の連携による実運用に踏み出しました。
クマ対策として、自治体と民間企業が連携して実運用を行うのは、本取り組みが全国初とされています。
活用されるドローンは、トウガラシ由来成分を使ったクマよけスプレーを搭載し、上空から遠隔操作で噴射する仕組みで、人がクマに近づく必要がなく、捕獲や駆除ではない非致死性の追い払いを目的としている点が特徴です。
もちろん、ドローンの活用だけでクマ対策が完結するわけではありません。
しかし、人の安全を守るための新たな選択肢の一つとして、今後さらに実績が積み重なり、地域ごとの対策に応じて発展していくことが期待されます。
